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毛筆も硬筆も両方する理由

教室風景

10月に入りましたが、まだまだ秋はどこへやら。
少し息がつける日は増えてきたかな~というところですね。

さて、ときどきお尋ね頂くのですが、瑛扇書道会では毛筆も硬筆も両方取り組んでおります💪

どちらか片方だけのお教室もあるそうですね。
正直なところ、小学生はあまり長時間続けて取り組めないので、週1回のお稽古でどちらもするのはかなりギリギリなのですが……💦

もし硬筆だけ取り組んだ場合、ふだんの鉛筆の字はグンと上手になると思います。
ただ、そのうち頭打ちしてしまいます……。

なぜなら日本の文字は二千年近くかけて筆で書くためにブラッシュアップされてきたから。
対して、つけペンのペン先が初めて輸入されたのは明治4年。硬筆が学校教育で始まったのは1958年だそうですから、まだ66年しか経っていないんですよね。

美しい文字の形、バランスの取り方、漢字・ひらがな・カタカナの兼ね合いなどは、もともと筆で書いたときに最適解となるように整えられてきたものですから、ある程度以上書けるようになろうと思ったら毛筆の知識や経験が必要になるわけです。

後付けで毛筆を始めることももちろん可能ですが、せっかくなら同時進行したほうが早く伸びるよね~と考えています😉

そんなこんなで、毛筆も硬筆も一緒にがんばりましょう💪

……と思ったら、ひとり手形を残して脱走しているぞー‼️

(犯人は私の背中にくっついています😅)

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